元・カンブーザ総料理長の独立店舗、PRIMO。ご縁があってというか知り合いというか仲間がいるからって訳ではないけれども、ものすごく気になってたこの新店。ついに訪問です。
半個室に通され、セットアップされた高まるテーブル。
泡からスタート。
というか、メニューを見ただけでもうワクワクしかしない。どれ食べようねって悩むよね。
食前に、うにロワイヤル風。濃厚の後に、あっさりとさらりとした後味。和的なエッセンスもそこにあるなと思うけど、まごう事なくイタリアン。
アンティパスト（冷菜）は、スモークした寒ブリと菜の花のタルターラ、大根のソットアチェートに柚子。イタリアンだけど、どう考えても和食な感じ。でもイタリアン。
この大根の酢漬けが鰤のスモークと合う。
温菜は、川俣シャモをフリットにしたものとイタリアの冬トリュフ。
うまくないわけがない。一気喰いしたくなるのを我慢し、
選んでもらったロゼを合わせる。
プリモピアットはパスタ系となり1種類選ぶのだけど、一人じゃないからね、シェアというか、皿を分けてもらって2種味わおうという事で・・・
まずは、オレッキエッテ（活カンパチのコンフィ＋ブロッコレッティ＋からすみ）この塩梅のマリアージュが絶妙。いつまでも食べていたくなる。
GAVIを合わせて、さらりとした良い余韻を楽しみつつ、次の皿を。
丹波篠山のイノシシとカーボネロのラグーで仕上げたピチ。これだけ山盛り出されてもモリモリいける。
また、ここからは赤で。
さらに赤。セコンドピアットはシャラン鴨を食べようということで、それに合ったものを出してもらう。
出てきたシャラン鴨は見事な焼きでございました。これぞジューシーな肉焼き。これぞセコンドピアット感動的でした。
ドルチェも美しいね。チョイスしたのは、柿とリコッタチーズのクリームを詰めたビニエ＆ロイヤルミルクティのジェラート。またこれも官能的。かつ甘さのバランスがいい。
締めは、元住吉muiのコーヒーに、焼き菓子。すっきりと食事を終える事ができました。
それにしても、ワインもしっかりペアリングしてもらったとはいえ、あぁ、これは安いわ・・・と思ったくらいに当然ながら料理のクオリティが高いのはさることながら、特にレストランサービスなどをちゃんと学びたい人には絶対に行って欲しい店だったりする。一つ一つの所作から気配りまで恐ろしく完璧な接客とサーブ。そしてそれを行っているのが、チーフがいるとはいえ、20代くらいの若い方。色々な意味で恐れ入った。どうすればこんな人材が育つのだろうかという驚き。ものすごく刺激になるから、学びに行った方が本当にいいと思う。
それだけ、すごい店が横浜にまた生まれてしまったという、そんなお話。
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