だいたいから、このお店は何食べても美味いので、ついつい居座ってしまい、終電を逃してしまう事もしばしばある上に、僕なんかひどい客なもんだから、「今日、俺は何を食べればいい?」っていうひどいオーダーをするばかり。
今回は、一人野郎を連れて会食と相成ったので、あぁ、それじゃあコースで頼んでしまおうかと。
ちなみに、コースの方が断然お得。というか、この値段でこのクオリティを中目黒で出しちゃうの?っていうやつ。いつもの自家製掬い豆腐はもちろん食べてからコーススタート。
まぁ、まずは野菜でも食べていてよってなわけで、真っ当に美味い野菜を出されるのだけど、一緒に出されるお代わり自由の金山寺味噌がまぁ美味くて、これで酒が進んでしまう。
やはり日本料理の華といえば椀物でしょうよ。見た目の美しさと意外性ある具もさることながら、やはりこの出汁がなんとも言えない。料理人の顔が見える椀。
刺し身は5種類。それぞれ醤油をつけるのか塩なのかそのままなのか教えてくれるのだが、その通りに食べるのが正解。ここでも酒が消費されてしまう。
だいたい、いつも単品でも天ぷらをたのむのだが、コースでも盛りだくさん。トウモロコシにイチヂクにワカサギなど。ちょうどいい揚げっぷり。
かと思いきや、とうもろこしが豆腐になってやってきた。手がかかってるんだろうなぁ。
本来は豚と野菜の蒸し物で供されるところを焼きでやってきた。これもなかなか。豚ってうまいよね。
変わった酒というか変態的(褒め言葉)な酒が割とあ流ので、楽しくてつい飲みすぎてしまう。
店主が見かねて、こんな貝の煮物をサービスしてくれた。上手に爪楊枝でほじくって、酒のアテに。
締めの炊き込みご飯。米をこの店で食べるのは初めてだが、あぁなるほど美味い。ちゃんと米が美味いってのは最高の幸せだとおもう。
控えめに言って最高な店だが、まぁ混む。当然だわな。
だから、だいたい僕はしれっと隙間を縫ってふらりと行くんだ、この店に。
0コメント